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放棄したくなくても

特定調停というのも任意整理による方法と変わりなくそれらの貸し手への返済を続けることを前置きとした債務を整理する手順のことをいいます。

http://www.japa-net.co.jp/

わかりやすくいうならば裁判所における借金の整理と考えればいいでしょう。

 

特定調停も任意整理による処理と同じように破産宣告と違って一部分の借金だけを処理していくことになりますので連帯保証人が付いている借入以外だけで検討したい場合や自動車ローンの分以外について検討したい際などでも申請することも良いですし全ての財産を放棄する必要がないため、有価証券財産を持っていて、放棄したくない場合でも有効な債務整理の方法といえます。

 

しかし、手順を踏んだ後返済する額と実際の所得を比較検討してある程度完済が見通せる場合においては特定調停での手続きを進めていくことは問題ありませんが自己破産手続きと違って負債自体がなくなるというわけではありませんので元金の総量が多い状況では実際問題としてこの選択肢を選ぶのは困難になると判断することになるでしょう。

 

特定調停は公的機関が中に入るため司法書士事務所などに見てもらわなくてもリスクが増えることがないという点や解決のための金額を圧縮できるという利点は魅力的ですが、債権者からのきびしい催促に自分で説明する必要があることとか、管轄の裁判所に何回か足を運ぶことが求められるなどといった留意点もあります。

 

さらには、任意整理による処理との比較点ですがこの方法で同意が得られないときには利息を全部付けた金額で振り込んでいかなければならないといったことやあとから見れば債権者へ払う金額が任意整理による解決の場合と比べて割が合わないことが多い等の留意点もあります。